東京インターナショナルオーディオショー2025
- Moroishi
- 5 日前
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更新日:2 日前
10月17から19日まで開催された東京インターナショナルオーディオショー(以下TIAS)に行ってきましたので諸石セレクトでレポートします。
(このレポートのシステムは17日の模様となります。)

G404 タイムロード
KUDOSとCHORDの組み合わせでデモをしておりました。音楽性の高く自然な音色で気持ちよく演奏されていました。
KUDOSは以前デモをした際にも感じた事も思い出され上質な音色で魅了されました。
KUDOS 505 707のレビュー記事はこちら
そしてアナログプレイヤーの下に展示のCHORDのPHONOSTAGEもアナウンスされていました。

時間をおいて再度ブースを覗くと上級モデルの707を演奏しており、スケール感や音の存在感も充実したサウンドが印象で感心しました。

展示されていたCHORDのインテグレーテッドアンプのULTIMA INTEGRATED。
何度も店頭でデモをしておりますが一押しのインテグレーテッドアンプの一台で本当に気持ちよくスピーカーを駆動させ音楽を楽しめるアンプです。ブラック仕上げというのも良い!
CHORD ULTIMA INTEGRATEDのレビュー記事はこちら

G403 アーク・ジョイア
新製品のESTELON X DIAMOND MK2とSOULUTIONの717パワーアンプ!
先日デモをした際の開梱した際の仕上げの美しさに感心したことを思いだしました。
音質もESTELONの空間描写の特徴が良く描かれておりおりました。
ESTELON X DIAMOND MK2のレビューはこちら
SOULUTIONも12年ぶりのフルモデルチェンジという事です。このサウンドはSOULUTION 717の影響も大きいと思います。いずれ店頭でデモを出来る事を期待します。

G 405 ナスペック
ドイツCLEAR AUDIOのプレイヤーMASTER INNOVATION
リニアトラッキングアームとの組み合わせ。

G409 ステラ/ゼファン
当店でも展示しているMARTEN!
注目のMARTENのフラッグシップモデルCOLTRANE SUPREME EXTREME!
現状価格で1億6~7000万との事。
とうとう「億越え」のプライスに驚きます。
ペアで4筐体の弩級モデル。
TIASの後はスウェーデンにお帰りになるそうで、またとない試聴の場でした。
圧倒されるスケール感と低域の量感と分解力。

リアパネル。
10発のパッシブラジエーターを搭載!
上画像の正面から左に設置の「MAIN TOWER」のドライバーは
1 x 1” pure diamond tweeter
1 x 3” pure diamond high midrange
1 x 7” pure beryllium midrange
4 x 8” Crystalid mid-bass
重量140kg
正面左の「BASS TOWER」のドライバーは
5 x 10” aluminium sandwich bass
10 x 10” aluminium sandwich passive radiator
重量270kg

この弩級のスピーカーを駆動するシステムはフルCH PRECISION。
10シリーズのフルラインナップの圧巻の光景です。
ブース内の反対側のステラではVIVID AUDIOの新モデルGIYA CUシリーズ。
G1からG4まで4モデルラインナップされます。
内部の多くの場所に銅の素材を採用することで更なる高音質化を実現しているとの事です。
スケール感や空間表現は流石と言える音質。
こちらも店頭でデモ出来る事を期待します。

GIYA CUのデモにはVIVID AUDIOの設計者のローレンス・ディッキー氏も解説していました。
B&Wのオリジナル・ノーチラスから一貫したデザインと音質は常に進化し新たなモデルに引き継がれています。

D401 エイ・アンド・エム
AIR TIGHTとYG ACOUSTICS SONJAの組み合わせで濃厚で勢いのあるサウンド!
聴いていると店でもデモをしたくなり11月にデモをすることになりました。

当店でも展示しているドイツTRANSROTOR TOURBILLON。
そしてTRANSROTORのオリジナルトーンアームTRA-9。
先日当店に来店されたTRANSROTOR社長のDirk Räke氏とのお話の中で「オリジナルトーンアームも是非聴いて欲しい」と会話もあり今後デモを出来る事を期待しています。
TRANSROTOR Dirk Räke氏来店のレビュー記事はこちら

D5 アクシス
FYNE AUDIOとBOULDERのシステムで鳴らしていました。
前段にはMSB CASSCADE DAC、DAC DAGOSTINOなど当店でも馴染みのあるブランドです。
BOULDERのデモの際にはBOULDERアンプの設計者で代表のジェフ・ネルソン氏の解説もありました。



参考出品にはMSBのフラッグシップモデルのSENTINEL DACの筐体も展示。
価格6500万の予定との事。
この筐体だけでも只ならぬ存在感です。
DACのハイエンド市場でもdcs VARESEに続き弩級のモデルが登場となります。

G402 ノア
SONUS FABERとBURMESTERのシステム。
注目はSONUS FABERの新モデルAMATI SUPREME ¥14,850,000(税込)
昨年TIASで話題になったフラッグシップモデル「SUPREME」の技術を採用したモデル。
クラシックやヴァイオリンの音源をデモしておりましたが進化するSONUS FABERの上質と艶が高いレベルで融合する音色に感心しました。
このモデルも今後店頭でも出来る事を期待しています。

KLAUDIOのアナログプレイヤーMAGNEZAR。
自社開発のダイレクトドライブ!マグネットフローティング、トッププラッターに特殊な青い液体を内蔵する新技術のフラッグシップモデル。いつか店頭デモ出来る事に期待してます。

G502 協同電子エンジニアリング(フェーズメーション)
国内でアナログブランドとして注目のPHASEMATION。
モノラル真空管パワーアンプの組み合わせでとても滑らかでありながらも力強さや色濃さを感じられるサウンドでした。
12月発売予定の光カートリッジ対応!の新製品イコライザー「EA-1500」にも注目です。

G504 アッカ
YG ACOUSTICSとKRELLのシステム
今回のTIASで一番の注目と話題になるであろうYG ACOUSTICSの弩級モデル「TIAN」
ブースに入ると堂々とそびえ立つTITANはアクティブサブウーファー仕様。
何と455kgという。
価格は約2億。
音質はこれまで聴いた来たスピーカーとは簡単に比較できないほどのスケール感と圧倒的な存在感。MARTENのスピーカー同様に本来はこのサイズの壁や部屋で鳴らすべきではないのは設計上としても当然であろうがTITANの「凄さ」は十分感じられるものでした。TITANで聴くフュージョンやEDMはこれまで聴いてきたスピーカーの低域とは世界が違いものでした。エレクトリ社で聴いたMAGICO M9の微動だにしない音を思い出しました。
金額もサイズも弩級ですが音質は圧巻!

サイズはH215×W54×D108
フル·パッシブ仕様=192,500,000円
アクティブ·サブ仕様=198,000,000円
Live(フルアクティブ)仕様=217,800,000円
TITANの後ろに設置されているのが専用クロスオーバー。TITANの横に設置するのはサブウーファー用のアンプ。


G502 エレクトリ
ブースに入り鳴っている音に聴き馴染みがあると思い部屋を進むとMAGICOでした。
当店でも現在のリファレンススピーカーでもあるS5 MK3を展示しているので日々聴きなれているMAGICOサウンド。
このモデルはS2。
このサイズでもしっかりとしたMAGICOサウンドの十分な低域は再現しながらもいぶれずに不要に膨らまずにアルミニウムの筐体、密閉構造の開発、設計の素晴らしさが感じられるスピーカーです。

NORDOSTからは今年発売されたネットワークスイッチの紹介がありました。
QNET ¥495,000
QNET7 ¥913,000
当店では以前よりLINEAR POWERにNORDOSTのQ SOURCEを使用しております。
G602 エソテリック
フルGrandisoシステム。
当店でも展示をしているGrandiso T1とPHONO AMPのE1なども国産ブランドの高い技術力と製品能力も素晴らしいです。
新製品のネットワークプレイヤーのGrandioso N1などDISCプレイヤー、デジタル系も人気ですがGrandioso T1、E1などの「アナログのESOTERIC」としても注目しています。

G609 アイレックス
個人的に注目していた製品がありリトアニアReedの光カートリッジと専用アンプの登場です。これまでDS AUDIO光カートリッジに対応したイコライザーは国内、海外ブランドでも出てきておりますが、「光カートリッジ」の発売はDS AUDIO以外では世界初の登場です!

「Reed SF」光カートリッジ「¥2,200,000(税込)
「Reed EQ・Reed PS」専用フォノイコライザー ¥7,150,000(税込)
Reed SFはカンチレバーはサファイアを採用。近年のハイエンドカートリッジの代名詞になりつつあるダイアモンドカンチレバーではなく音質も含めてReedの拘りを感じます。
専用イコライザーのReed EQは電源部、イコライザー部の二筐体でカートリッジへの電源供給はバッテリー方式。
光カートリッジ好きとしてはこのモデルも店頭でデモを期待したいですね。
私がブースに入ったときはALBEDOの新モデルの「ACHEMA」で演奏していました。
先日店頭でもデモをしておりこのサイズとは思えない低域に驚きました。
サイズもこなれており会場でも注目を集めておりました。
ALBEDO ACHEMAのレビュー記事はこちら

G610 太陽インターナショナル
AVALONとNAGRAとdCSのシステム。
AVALON特有の空間描写とスケール感に聴き入ってしまいます。

dcs VARESE!
トータル5000万という価格。
デジタル段でこの筐体数と弩級の価格!
しかし当店でも試聴した際にはデジタルやアナログというカテゴリーを超えた情報量溢れアンプを変えたかのような豊満なサウンドに感動しました。

NAGRAの新製品のCOMPACTシリーズ。
サイズも小型でこれは聴いてみたくなりましたので来月店頭でデモをする事になりました。

このBLOG記事の最後はやはりTAIKO AUDIO!
SISといえばTAIKOですね!当店のリクエストで輸入がスタートしたのもエピソードですね!
当店でもOLYMPUSを展示しておりますが当店の音質を語るには無くてはならない存在です。
サーバーという存在を超えた製品で多くのお客様を魅了させる製品です。
ショーの後には当店スタッフ中谷氏とお得意様とでTAIKO AUDIO代表のEmile Bok(エミール・ボック)さんとお食事に誘っていただき行き、とても良い思い出になりました。
色々なお話や今後のTAIKO AUDIOの事など数時間、質問や話がとまらずお店が閉店まで話が途切れることはありませんでした。
エミールさん、また会いましょう!有難うございました。


試聴希望はご予約にてご対応いたしますので、お問い合わせ、ご相談などご連絡お待ちしております。
エスアイエス 諸石
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