AIR TIGHT / ANALOG RELAX / TAD 3ブランド合同イベント　まとめ記事

Moroishi
4 日前
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更新日：11 時間前

5月16日17日に開催された

国産3社合同イベント

AIR TIGHT×ANALOG RELAX×TAD

まとめ記事となります。

お陰様で盛況の中終了し、三社によるアナログ音源を中心に、各アンプ、スピーカーとのブランドを超えた共演となりました！それぞれのブランドの音楽を描く世界観が感じられたかと思います。

この両日共に三ブランドの顔とも言える3社担当スタッフもデモから解説にも参加していただきお客様の反響もとても高いものでした。

使用機材

PLAYER

TRANSROTOR : ZET-3

TORNARM

GLANZ : MH-KATANA ￥4,400,000 × 2

MC CARTRIDGE ANALOG RELAX

EX-1000 ￥1,573,000

EX-2000 ￥2,145,000

AIR TIGHT

PREAMP : ATC-7 ￥2,420,000

POWERAMP : ATM-3211 ￥7,370,000

MC STEP UP TRANS : ATH-3s ￥255,200

PHONO EQUALIZER : ATE-3011￥2,200,000

TAD

PREAMP : C-700 ￥5,720,000

POWERAMP : M-700S ￥5,225,000

SPEAKER

TAD:GE-1 ￥5,500,000

TAD:CR1-TX ￥8,250,000 TAD:ST1 STAND ￥396,000(ペア)

当店では海外ブランドの印象が強いかも知れませんが、TAD、SOULNOTE、ESOTERIC、DS AUDIO、AUDIO NOTEやアナログブランドのANALOG RELAX、真空管アンプブランドのAIR TIGHTなど様々な国産ブランドもその音質の魅力から力を入れお勧めしております。

今回は国産のハイエンドブランドの中で厳選したAIR TIGHT、ALALOG RELAX、TADを特集しました。

AIR TIGHTとANALOG RELAXは去年も合同イベントをし抜群の相性でしたのTADも共演し濃厚な音楽を楽しめるイベントとなりました。

レコードプレイヤーのTRANSROTOR / ZET-3を軸にダブルアームで当店でも至高のトーンアームMH-KATANAをダブルで装着しANALOG RELAXのEX1000、EX2000を比較試聴を出来るようにセットしました。

ANALOG RELAXの素晴らしいカートリッジを同一条件で比較試聴いただきその違いを感じて頂けるシステム構成となります。

TRANSROTOR / ZET-3(アームレス)　￥1,700,000(税込)

GLANZ /MH-KATANA ￥4,400,000(税込)　× 2

TRANSROTOR / ZET-3 特選レビュー記事はこちら

MH-KATANA特選記事　展示導入レビュー記事はこちら

アナログサウンドに於いてトーンアームの影響力とは、実際に音溝をトレースし発電するカートリッジや回転機構を作り出すプレイヤーと較べ印象が薄く感じてしまうかもしれませんが音質の影響力は個人的にカートリッジ同等の音質の重要な要でもあり大げさにいうなればアナログのサウンドの方向性を決定づけると言える重要な役目でもあると思っています。

今回はGLANZLAB濱田代表のご厚意もありMH-KATANAトーンアームを当店常設機に加えてMH-KATANAから専用のアームベースまでご用意していただきました。

GLANZはトーンアームに限らずステンレスを採用したアームベースも各アーム用に用意しており今回はGLANZ仕様のアームベースも装着しております。

GLANZのトーンアームは重量がありますのでそれを支えるアームベースの影響力もとても大きく是非トーンアームと同じステンレス素材のアームベースもセットでご検討いただくとよりGLANZの音の立ち上がりと沈み込みの深さを味わえます。

MH-124SZET3 ￥132,000(税込)　＊TRANSROTOR ZET3用アームベース

各カートリッジにはAIR TIGHT / ATH-3s昇圧トランスも2台用意しフォノケーブルを抜き差しせず同一条件で比較試聴を可能なシステムを構築しました。フォノイコライザーはAIR TIGHT ATE-3011を使用。ATE-3011はMM入力専用ですのでMC昇圧トランスの使用が前提となります。

当店でも絶大な信頼を置くANALOG RELAXのMCカートリッジのフラッグシップモデル

EX2000　￥2,145,000(税込)

＊当店ではEX2000を常設展示しております。

EX2000展示導入、特選レビュー、記事はこちら

ダイアモンドカンチレバーの持つ抜群のスピード感！立ち上がり！

北イタリア「ストラディバリウス」と同じ森から切り出された最高級スプルースを採用する

孤高の漆黒のカートリッジ

EX2000の最大の特徴とは生々しい音楽の実在感と音楽を奏でる演奏者のエネルギー、協奏から生まれるハーモニー、音が出る瞬間の立ち上がりの素晴らしさ、それらが濃厚で温度感のある音色を持ち、ダイアモンドカンチレバーの最大の持ち味でもある分解力と立ち上がりも兼ね備え、目の前に広がる情景を体感出来るMCカートリッジ史上最高の製品と言える存在です。

これまでのトップエンドモデルのEX1000でも素晴らしい表現ですが、EX2000は深さ、濃さ、奥行などの表現は更に大きく増しています。

特に立ち上がりの良さやスピード感はダイアモンドカンチレバーの効果が大きいとは想像つきますが、これまでのダイアモンドカンチレバーとはまた違い高域よりや音が細くならずにしっかりとした楽器の太さ、厚さを感じられる事も大きな特徴です。

EX1000は音楽的な傾向で質感が高く音楽にどっぷりと浸かるような心地よさがあり、EX2000は加えてよりオーディオ的な傾向も併せ持つ至高のMCカートリッジと言えます。

EX1000　￥1,573,000(税込)

の響き

樹齢2000年の屋久杉が生み出す、官能の響き！

EX2000という上位モデルが登場してもEX1000の魅力は不変でありルビーカンチレバーと屋久杉の醸し出す滑らかさと豊満な音色は音楽性豊かで神経質とは無縁の極上の音楽体験を得られます。

同一条件で味わうANALOG RELAXのトップエンド二種の比較は非常に面白いくらいに両モデルの違いが表れ音楽的な豊満なサウンドが魅力のEX1000、よりダイアモンドカンチレバーの持つスピード感を最大限によりオーディオ的な立ち上がりも魅力のEX2000。ANALOG RELAXの魅力を十分味わえる時間となりました。

万木代表の「音のレンジや立ち上がりだけではない音楽のエネルギー感や演奏者の呼吸までを味わえる製品を理想として製品作りをしています。素材選びから組み立てまで拘りがあるので価格が高額になってしまいますがそれを踏まえても感動を提供できる製品と思っています」

またアナログサウンドに重要なトーンアームのGLANZの最高級のMH-KATANAのトレースした瞬間に分かる音の静けさ、暗黒ともいえる静けさ。カートリッジ、プレイヤーの特徴を最大限ポテンシャルを活かすことが出来る至極のトーンアームとなります。

カートリッジと同様、それ以上にアナログのサウンドの生命線とも言える重要なトーンアーム。

フォノイコライザーATE-3011からはTADのプリアンプC-700へ接続しTADパワーアンプM700のアンプの比較も出来るようにしておりプリアンプ、パワーアンプのAIR TIGHTとTADの魅力の違いが面白し程に体感出来る試聴会となりました。

AIR TIGHTのサウンドの肝となる

プリアンプ、フォノイコライザー

ATC-7　￥2,420,000(税込) ATE-3011 ￥2,200,000(税込)

アナログサウンドに並々ならぬ情熱を注ぐAIR TIGHT。

ATE-3011は満を持して2021年に登場したフォノイコライザーアンプ。

ATE-3011はAIR TIGHT最高級クラスのNF型とCR型を組み合わせる回路のフォノイコライザーとしての抜群の音質はもちろんですが、低域側のターンオーバーと高域側のロールオフの各特性を高精度に設定でき、RIAA以外にNAB、AES、FFRRを選択可能。さらに機械吹込みSPの再生用としてFLATポジションも用意するなど古いオリジナル盤や各レーベルによるカーブなどを適切に設定出来ることがこれまでのレコードを本来の意味で最大に魅力を味わえる機能となります。

このATE-3011の音質が本当にアナログの深さを味わえるフォノイコライザーで改めてカートリッジ同様に(それ以上に)フォノイコライザーの影響はとてつもなく大きい影響力を持っています。

レコードの味やコクを引き立たせ、現代的なレンジだけではなく渋さや深みを感じることが出来る貴重なフォノイコライザー！

プリアンプのATC-7は派手さこそないもののATE-3011と同じく音楽を深みをもってさらけ出すしパワーアンプを駆動する能力があります。またリモコンに対応しておらず実際にノブを触れると高品位なヴォリュームを搭載していることが判ります。質感共に素晴らしいプリアンプです。

A&M須田営業部長の解説の中の「音楽のノリやエネルギーを味わえるアンプです！」の通り音楽を等身大で味わえるアンプです。

そしてモノラルパワーアンプのATM-3211 この駆動力は素晴らしくスピーカーと手を取り合いながら音楽を奏でるような音楽を良く歌わせる魅力があります。

UV-211管を最大限生かし120Wというハイパワーを実現したAIR TIGHT最上級のパワーアンプは国内以上に海外の評価がとても高くこのアンプで鳴らせないスピーカーは無いと評判もあります。この生きたグルーブ感はAIR TIGHTサウンドの真骨頂でありスピーカーを駆動しているこのATM-3211の能力がとても大きいことが言えます。

TAD CR1-TXがより勢いやグルーブを感じるような空気感がとても良く出ており聴いていてこの上なく気持ち良い音！低域の深みもスケール感も最高で最終的なアンプの到達点とも言えます。

TADの新モデルC-700

PREAMP : C-700 ￥5,720,000

TADのコンポーネントの歴史の中でも名機TAD D600からスピーカー以外の設計を担当する沼崎氏はTADの音は自身の音とも言える存在でもありますので今回の700シリーズの設計なども興味深くお話をいただきました。

TADL沼崎氏の解説の「デザインこそ前モデルと変化はありませんが内容的にM-700共にフルモデルチェンジです！多少の変化ではなく別物と言い切れる製品です！」の力説の通りTADの緻密さを感じる音色を更に中低域を厚くこれまでのTADの音を進化させた素晴らしい完成度です！

とても見通しの良い情景、音楽が目の前に浮かび上がり、そしてどこまでも見えるように広がる解像度。

プリアンプの持つ音楽を描く世界観はとても重要でここまで両ブランドの違いを描くことが出来るのがプリアンプでもあります。

M-700S ￥5,225,000(税込)

ステレオパワーアンプM-700はTAD GE-1 / CR1-TXをも十分に駆動しスピーカーの特徴を全てさらけ出す能力があります。M-700SもC-700同様にデザインこそ共通しておりますが内部はフルモデルチェンジと言える内容でアルミニウム鋳造シャーシの作り込みからしても音質もこれまでと「別物」といえる存在感があります。

ステレオアンプでありながらも抜群のセパレーションもM700Sの大きな特徴で広大なサウンドステージを目の前に再現させるパワーアンプです。

力強くスピーカーを確実に駆動させますがとても静かで透明度の高いサウンドが何よりも魅力。