スイスCH PRECISIONから10シリーズ、リファレンスDigital to Analog Converterの登場です!
C10 ¥18,700,000(税込)
*本体、電源部の二筐体
*C10 mono(3筐体構成)構成にアップグレードする為のセカンドパワーサプライの追加も可能。
¥6,800,000(税込)
CH PRECISIONは以前よりアンプのパフォーマンスも非常に高くハイエンドアンプとしてのブランドの人気もありますが、やはりCH PRECISIONが日本に初登場した頃に初めて聴いたD1/C1の音の衝撃とも言えるデジタルサウンドの体験は未だに思い出せる程です。
アナログサウンドはもちろんデジタルサウンドに対する意気込みと製品への情熱は全ての製品に反映されています。そしてその研究と開発の熱意は現在も続き満を持してフラッグシップモデルのD/A Converter C10が登場しました。
C10の誕生
CH Precision がデジタル領域における豊富な専門知識と経験を活かして、10 シリーズに最先端のデジタル オーディオ製品を追加するのは時間の問題でした。C10 は、CH のコンポーネントを際立たせる性能、汎用性、長寿命という CH Precision のおなじみの特長をすべて具現化しており、革新性や画期的なエンジニアリングが満載です。
他の 10 シリーズと同様、C10 は専用の電源部を設けたツインシャーシ設計です。電源とアースの配置全体を見直した結果、C10mono へのアップグレードは非常にシンプルで、電源部をもう一台追加するだけ、つまり 3 筐体構成で完全な C10mono として動作させることが可能となりました。これにより、C1.2mono に比べてはるかに実用的で、省スペース、コスト効率に優れたアップグレードステップとなるでしょう。
CH PRECISION史上最高のD/A Converter
デジタル信号をアナログ信号に変換処理をするコンバーターの心臓部は、CH Precision が伝統的にその扱いを最も得意とする PCM1704 R2R DAC チップ。独自開発による DSP を使った高度な PEtER オーバーサンプリングアルゴリズムを使って駆動しています。
DSP は 32 ビット固定小数点で、出力では PCM1704 のネイティブ解像度である 24 ビットに変換されますが、C10 ではまったく新しい DAC アーキテクチャである DSQ™フェーズアレイトポロジーを採用。デュアル差動トポロジーでチャンネルごとに 8 個のR2RDAC を使用しています言い換えれば、各チャンネルは各フェーズに8個の専用 DAC チップが割り当てられています。
入力データは、最初のチップでサンプル 1,5,9, と受信し、2 番目のチップでサンプル 2, 6, 10, というように順次受信させます。このような複雑な処理には、クロックからソフトウェア、ローパスフィルター、電源に至るまで、デジタルからアナログまでの環境全体で信じられないほどの精度と安定性が求められます。これは非常に難しい仕事ですが、結果は想像を絶するものです。驚異的な処理速度により、これまでにない解像度や倍音および音楽情報を提示し、時間領域の要求は、従来の DAC では到達できない音楽の編成と透明性、正確なリズムを持って音楽再生に反映されます。
モデル | C1.2 | C10 |
DAC | 4x R2R DAC (片チャンネル) | 8x R2R DAC (片チャンネル) |
超静音、驚異的な処置速度
C1.2 ではすでにデータ出力レートが 16xFs(705.6/768kHz) と非常にパワフルでしたが、C10 ではさらにその上を行く 64xFs(2.8114/3.072MHz) となっています。
安定した動作に必要な超静音で干渉のない環境を実現し、この驚異的な処理速度の利点を最大限に活かすために、DAC の電気的・物理的トポロジーをすべての面で再構築する必要がありました。C10 のパワーサプライフィルターは、シャーシ内部で電気的に絶縁された 4 つの回路ブロック(デジタル処理・クロック・左チャンネル DAC・右チャンネル DAC) にそれぞれ独立した DC 電源を供給しています。
本体内部はミラーイメージレイアウトを採用し、モジュラー入力系ボードは中央に、要の DAC ボードは左右に配置され、シンメトリカルにクロックフィードされています。AC 電源のスプリアス高周波出力を除去するのに不可欠なローパスフィルターは、1 次と 2 次スロープの組み合わせから、単一の 3 次 Sallen-Key Bessel フィルターに変更され、20Hz から 20kHz までの誤差をナノ秒から 2f 秒以下までに低減しました。アナログ出力段は、無制限のダイナミックレスポンスと解像度を備えながらも超静音である P10 と L10 の開発で得られたノウハウを生かしています。
モデル | C1.2 | C10 |
D/A変換処理速度 | 16xFs(705.6/768kHz) | 64xFs(2.8114/3.072MHz) |
D/A contolollerのC1.2、最高音質のD/A Converterに特化したC10
C10 では、C1.2 にあった出力ボリュームコントロールおよびアナログ入力ボードオプションを廃止しました。C10 はデジタルメディアから可能な限り最高のパフォーマンスを引き出すことに特化した純粋な DAC です。最高のパフォーマンスを得るためには D1.5 Zephyrn Edition のような最高峰のデジタルプレイヤーであったり、L10 のようなトップクラスのラインステージプリアンプとの組み合わせが必要です。最適なシステムマッチングを実現するため、ユーザーが選択可能な出力レベル (1V/2.5V/5V) やローカル / グローバルフィードバックの切り替えを装備しています。
モデル | C1.2 | C10 |
出力ヴォリュームコントロール | あり | 無し |
アナログ入力ボード | あり | 無し |
ローカル/グローバルフィードバック | 固定ローカルフィードバック | ユーザーセレクト ローカル/グローバル フィードバック |
出力レベル | 固定 2.5VRMS on RCA/BNC /XLR | 可変選択可能 5 / 2.5 / 1VRMS RCA/ BNC /XLR |
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CH PRECISIONの共通したコンポーネントデザインはシンプルながらも筐体の作り込みのエンジニアリングと画期的なデザインといえます。
試聴コメント
今回は新製品、しかもCH PRECISONのフラッグシップモデルという位置づけのD/A Converterr C10の登場ですから価格含めて凄い製品だとは想像はつきますがC10はどのような音楽と驚きを体感させてくれるのか期待をせずにはいられません。
これまでのCH PRECISIONのパフォーマンスからハードルをかなり上げての試聴を始めましたが、その時に鳴っていたヴァイオリンの音がとても生々しく一瞬で引き込まれました。
Roon再生で良く聴くデータを次々にかけてもどれもが今までなっていた音より静かで緻密です。
それも圧倒的な静かさです。聴感上のSNがとてつもなく良く音楽が空気と同じ様に部屋中に満たされます。
この静けさはどこから来るのでしょうか。
これは凄い!C10は凄い!すぐに思ってしまいました。
ヴォーカルを聴いた時の声の質感は上質なアナログ再生の様な滑らかさがあり、弦楽器の弦の弾いた振幅さえもが目の前の静かな音場から湧いたように再現されます。 オーケストラの大編成の再生も演奏の現場の空気さえも伝わるようなスケール感と分解力に聴き込んでしまいます。
またC10を掛ける前に別の試聴の予定である新製品のスピーカーを聴いていたところ全体的には良好ですが、あえて欲を言えば低域が少し緊張感というのかまだ満足する程出ていなく低域を中心に全体のヴォリューム感が気になるところでしたが、C10をそのシステムに交換したところ全体のスケール感が大きく増し別世界に変貌します。何度聴き直してもそれは現実であり目の前に明確に再現されています。一言でいえばC10のD/A Concerterのシステムへの支配力がとても大きいと言えます。
全体的に音もリッチになり豊満に、C10恐るべしD/A Converterです。
音が流れるではなく溢れると表現したくなる程の目の前に現れる演奏、音楽には感動するしかなく曲が音楽が流れる時間がとても早く次から次へと聴き込んでしまいました。 まだまだD/A Converter、デジタル信号、再生にはまだ見ぬ世界があったことを思い知らされます。それを純粋に真っ向から追求し製品としてまとめ上げたCH PRECISIONのブランド力です。
CH PRECISION史上最高のD/A Converterは予想を大きく超えるクオリティで感動します。
今までのCH PRECISONユーザー様はもちろん、現在世界最高のD/A Converterの一つであるC10はこれまでのCH PRECISIONの追求してきたデジタル技術の集大成とも言える完成度です。
これまでのハイエンドD/A CONVERTERの中でも孤高の素晴らしさのC10!
是非ご注目下さい。
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今回は9月末までの期間限定でのデモとなります。
試聴希望、ご検討希望がありましたらお気軽にお待ちしております。
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試聴希望はご予約にてご対応いたしますので、お問い合わせ、ご相談などご連絡お待ちしております。
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